SBK(スーパーバイク世界選手権)第4戦イタリア 3日目
2025/05/04
SBK(スーパーバイク世界選手権)第4戦イタリアラウンドは、イタリアのクレモナサーキットでスーパーポールレース、レース2が開催された。
SBKのスーパーポールレースは気温23度、路面温度35度のドライコンディションの下、10周で争われた。
ポールポジションからスタートしたニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)がレースをリード、トプラク・ラズガットリオグル(BMW)が2番手に続き、序盤はこの二人が後続を引き離しながらトップ争いを展開する。
ラズガットリオグルはブレガの背後につけるが、前に出るまでには至らず。ブレガは徐々にラズガットリオグルを引き離し、中盤の5周目にリードを約1秒に広げると、そのまま単独トップでチェッカーを受けた。
1秒456差の2位にラズガットリオグルが入賞。1周目から3番手につけたアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が単独3番手で周回を重ね3位でゴールした。
序盤4番手をアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)が走っていたが、ジャンプスタートでダブルロングラップペナルティを受けて後退。代わってサム・ロウズ(ドゥカティ)が4番手で周回を重ね、4位に入賞した。
5位にチャビ・ビエルへ(ホンダ)、6位にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、7位にアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)の順で続き、イアンノーネはペナルティを受けて9番手まで後退、8位でゴールした。9位にマイケル・ファン・デル・マーク(BMW)が続き、終盤、レミー・ガードナー(ヤマハ)とスコット・レディング(ドゥカティ)、アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)のバトルとなった10番手争いをガードナーが制して10位入賞。レディングが11位、アレックス・ロウズが12位でチェッカーを受けた。
13位にドミニク・エガター(ヤマハ)、14位にヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)、15位にギャレット・ガーロフ(カワサキ)が続き、ジョナサン・レイ(ヤマハ)は16位で完走。イケル・レクオナ(ホンダ)は10番手を走っていた残り2周の2コーナーで転倒しリタイアに終わった。
SBKのレース2は気温25度、路面温度43度のドライコンディションの下、23周で争われた。
ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)がトップに立つが、1周目にトプラク・ラズガットリオグル(BMW)がブレガを交わしてトップに浮上。ラズガットリオグルは4周目までトップをキープする。
5周目のバックストレートでブレガがラズガットリオグルを交わしてトップに立つ。ラズガットリオグルはレース中盤まで差をコンマ2秒からコンマ4秒差でブレガを追ったが、14周目にはその差が約1秒に広がり、ブレガは単独トップをキープしたままチェッカーを受け、イタリアラウンドの3レースを全て制した。
ラズガットリオグルはそのまま2位でゴール。1周目から3番手をキープしたアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が3位でチェッカーを受け、3レース共、同じライダーが表彰台に並んだ。
4位にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が入賞。最終ラップまで接戦を展開した5番手争いはバックストレートエンドの11コーナーで前に出たサム・ロウズ(ドゥカティ)が制して5位に入賞。僅差の6位にイケル・レクオナ(ホンダ)、7位にチャビ・ビエルへ(ホンダ)が続いた。
8位にアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)、9位にマイケル・ファン・デル・マーク(BMW)、10位にレミー・ガードナー(ヤマハ)が入賞。
アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)が11位ギャレット・ガーロフ(カワサキ)が12位スコット・レディング(ドゥカティ)が13位アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)が14位アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)が15位に入賞。ジョナサン・レイ(ヤマハ)は18位でチェッカーを受けた。
SSP(スーパースポーツ世界選手権)のレース2は気温25度、路面温度39度のドライコンディションの下、20周で争われた。
レースをリードしたのはジャウメ・マシア(ドゥカティ)。ステファノ・マンジ(ヤマハ)、トム・ブース-アモス(トライアンフ)、バレンティン・デビス(ドゥカティ)が続く。残り3周でデビスが転倒。トップ争いはマシア、マンジ、ブース-アモスの3人に絞られる。マンジは残り2周の最終コーナーでマシアを交わしてトップに立つが、マシアもすぐにポジションを奪還する。しかし、最終ラップに入る直前の最終コーナーでマンジが再びトップを奪取。最終ラップにマシアが挙動を乱す間にブース-アモスもマシアを交わして2番手に上がる。
マンジがそのままトップでチェッカーを受け、レース1に続いて連勝、今シーズン3勝目を記録。ブース-アモスが2位に入賞し、マシアは3位入賞でSSP初表彰台を獲得した。
岡本裕生(ヤマハ)は14位に入賞しSSP初ポイントを獲得。鳥羽海渡(ホンダ)も15位に入賞し、今シーズン3回目の入賞を果たした。
FIM WCR(ウーマンズ・レーシング世界選手権)レース2は、気温24度、路面温度40度のドライコンディションの下、12周で争われた。
マリア・エレーラ(ヤマハ)がスタートからレースをリード、ビアトリス・ネイラ(ヤマハ)、ロベルタ・ポンジアーニ(ヤマハ)が続き、後続を引き離して3人がトップ集団を形成する。最終ラップのバックストレートエンドでネイラがエレーラに並びかけるが、エレーラがインをキープ。切り返しで両者接触しかけるが、エレーラがトップのまま優勝。2位にポンジアーニが続き、ネイラは最終コーナー手前の右コーナーでラインを外したため、ポンジアーニに交わされ3位入賞となった。
SBK第4戦イタリア SBK スーパーポールレース リザルト
1 ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)
2 トプラク・ラズガットリオグル(BMW)
3 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)
4 サム・ロウズ(ドゥカティ)
5 チャビ・ビエルへ(ホンダ)
6 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)
7 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
8 アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)
9 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)
10 レミー・ガードナー(ヤマハ)
11 スコット・レディング(ドゥカティ)
12 アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)
13 ドミニク・エガター(ヤマハ)
14 ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)
15 ギャレット・ガーロフ(カワサキ)
16 ジョナサン・レイ(ヤマハ)
17 ライアン・ビッカーズ(ドゥカティ)
18 アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)
19 バハティン・ソフォグル(ヤマハ)
20 ティト・ラバット(ヤマハ)
21 ガブリエーレ・ルイウ(ドゥカティ)
22 ザクワン・ザイディ(ホンダ)
R イケル・レクオナ(ホンダ)
R タラン・マッケンジー(ホンダ)
SBK第4戦イタリア SBK決勝レース2 リザルト
1 ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)
2 トプラク・ラズガットリオグル(BMW)
3 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)
4 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)
5 サム・ロウズ(ドゥカティ)
6 イケル・レクオナ(ホンダ)
7 チャビ・ビエルへ(ホンダ)
8 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
9 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)
10 レミー・ガードナー(ヤマハ)
11 アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)
12 ギャレット・ガーロフ(カワサキ)
13 スコット・レディング(ドゥカティ)
14 アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)
15 アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)
16 ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)
17 バハティン・ソフォグル(ヤマハ)
18 ジョナサン・レイ(ヤマハ)
19 ドミニク・エガター(ヤマハ)
20 ザクワン・ザイディ(ホンダ)
R ティト・ラバット(ヤマハ)
R タラン・マッケンジー(ホンダ)
R ライアン・ビッカーズ(ドゥカティ)
R ガブリエーレ・ルイウ(ドゥカティ)
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