SBK(スーパーバイク世界選手権)第4戦イタリア 2日目
2025/05/03
SBK(スーパーバイク世界選手権)第4戦イタリアラウンドは、イタリアのクレモナサーキットで2日目のスーパーポール、レース1が開催された。
SBKのスーパーポールは気温25度、路面温度35度のドライコンディションで行なわれニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)がオールタイムレコードを更新する1分27秒866を記録して今シーズン2回目のポールポジションを獲得した。
セッション序盤にリーダーボードのトップに立ったサム・ロウズ(ドゥカティ)はブレガに終盤逆転されたものの、1分28秒081で2番手に。3番手に1分28秒159でトプラク・ラズガットリオグル(BMW)が続き、フロントロウを獲得。
午前中のFP3でトップタイムを記録していたアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)は1分28秒369で4番手。チャビ・ビエルへ(ホンダ)が1分28秒495で5番手に続き、6番手に1分28秒531でアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)、7番手に1分28秒559でレミー・ガードナー(ヤマハ)、8番手に1分28秒560でアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)、9番手に1分28秒564でイケル・レクオナ(ホンダ)、10番手に1分28秒585でマイケル・ファン・デル・マーク(BMW)の順で続いた。
初日好調だったアクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)は1分28秒760で12番手、クレモナを得意とするダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)は1分28秒787で13番手、アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)は1分29秒018で16番手。ケガからの復帰戦となるジョナサン・レイ(ヤマハ)は1分29秒054で17番手。
SBKのレース1は気温28度、路面温度45度のドライコンディションの下、23周で争われた。
ポールポジションからニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)がトップに立ち、3番グリッドのトプラク・ラズガットリオグル(BMW)が続く。二人は1周目から後続にリードを取ってトップ争いを展開。
1周目の最終コーナーではラズガットリオグルがブレガのインをついてトップに浮上するが、3周目のバックストレートではブレガがスリップから抜け出し逆転。しかし、再び最終コーナーではラズガットリオグルがトップを奪い返す。続く4周目のバックストレートでブレガが前に出るが、最終コーナー手前のシケイン進入でラズガットリオグルが再びトップに立つ。序盤の二人の攻防は6周目のバックストレートでブレガがトップを奪還し、7周目にはコンマ4秒ほどのリードを取ることに成功する。
ラズガットリオグルもブレガの背後をキープ、9周目にファステストラップを記録するが、ブレガも中盤の11周目に自己ベストを記録、二人の差が約コンマ8秒に広がると、その後はブレガが周回ごとにリードを広げて行き、16周目には2秒のリードを取り、そのままブレガがトップでチェッカーを受け、今シーズン通算5勝目(フルレースで4勝、スーパーポールレースで1勝)を達成した。
ラズガットリオグルは10周目以降、単独2番手となり、そのまま2位でゴール。序盤から単独3番手で周回を重ねたアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が3位に入賞した。
4番手以下は中盤には9人のライダーが接戦を展開。イケル・レクオナ(ホンダ)が13周目に先頭に立つが、15周目の3コーナーで転倒を喫し、アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)が4位に入賞。0秒531差の5位にチャビ・ビエルへ(ホンダ)、ビエルへから0秒337差の6位にレミー・ガードナー(ヤマハ)が入賞した。
7位にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、8位にマイケル・ファン・デル・マーク(BMW)、9位にアクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)、10位にスコット・レディング(ドゥカティ)、11位にアレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)、12位にサム・ロウズ(ドゥカティ)が入賞。
ドミニク・エガター(ヤマハ)は13位入賞、ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)は14位入賞、ギャレット・ガーロフ(カワサキ)は15位入賞。
アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)は2周目の2コーナーで転倒、再スタートして18位でゴール。ジョナサン・レイ(ヤマハ)は19位でチェッカーを受けた。
SSP(スーパースポーツ世界選手権)では、レース1は気温29度、路面温度44度のドライコンディションの下、20周で争われた。
ステファノ・マンジ(ヤマハ)、ジャウメ・マシア(ドゥカティ)、バレンティン・デビス(ドゥカティ)の3人がトップ争いを展開。終盤にトム・ブース-アモス(トライアンフ)がトップ争いに加わり、12周目以降トップをキープしたマンジが優勝。15周目に2番手に浮上したブース-アモスが2位、デビスが3位に入賞した。
岡本裕生(ヤマハ)は16位でチェッカーを受けた。鳥羽海渡(ホンダ)は4周目の2コーナーで転倒を喫しリタイア。
FIM WCR(ウーマンズ・レーシング世界選手権)のレース1は気温26度、路面温度40度のドライコンディションの下、12周で争われた。
ポールポジションからマリア・エレーラ(ヤマハ)がレースをリード、ロベルタ・ポンジアーニ(ヤマハ)、ビアトリス・ネイラ(ヤマハ)が続き、この3人が後続を引き離してトップ集団を形成。エレーラが最終ラップまでレースをリードするが、最終ラップのバックストレートでスリップから抜け出したポンジアーニがエレーラを交わしてトップに浮上、そのままWCR初優勝を達成した。僅差の2位にエレーラ、3位にネイラが続いた。
SBK第4戦イタリア SBK2日目予選 リザルト
1 ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ) 1分27秒866
2 サム・ロウズ(ドゥカティ) 1分28秒081
3 トプラク・ラズガットリオグル(BMW) 1分28秒159
4 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ) 1分28秒369
5 チャビ・ビエルへ(ホンダ) 1分28秒495
6 アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ) 1分28秒531
7 レミー・ガードナー(ヤマハ) 1分28秒559
8 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ) 1分28秒560
9 イケル・レクオナ(ホンダ) 1分28秒564
10 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW) 1分28秒585
11 スコット・レディング(ドゥカティ) 1分28秒644
12 アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ) 1分28秒760
13 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ) 1分28秒787
14 ドミニク・エガター(ヤマハ) 1分28秒836
15 ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ) 1分28秒941
16 アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ) 1分29秒018
17 ジョナサン・レイ(ヤマハ) 1分29秒054
18 ギャレット・ガーロフ(カワサキ) 1分29秒070
19 バハティン・ソフォグル(ヤマハ) 1分29秒306
20 ライアン・ビッカーズ(ドゥカティ) 1分29秒408
21 ティト・ラバット(ヤマハ) 1分29秒425
22 タラン・マッケンジー(ホンダ) 1分29秒878
23 ガブリエーレ・ルイウ(ドゥカティ) 1分30秒061
24 ザクワン・ザイディ(ホンダ) 1分31秒967
SBK第4戦イタリア SBK決勝レース1 リザルト
1 ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)
2 トプラク・ラズガットリオグル(BMW)
3 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)
4 アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)
5 チャビ・ビエルへ(ホンダ)
6 レミー・ガードナー(ヤマハ)
7 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)
8 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)
9 アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)
10 スコット・レディング(ドゥカティ)
11 アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)
12 サム・ロウズ(ドゥカティ)
13 ドミニク・エガター(ヤマハ)
14 ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)
15 ギャレット・ガーロフ(カワサキ)
16 ライアン・ビッカーズ(ドゥカティ)
17 バハティン・ソフォグル(ヤマハ)
18 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
19 ジョナサン・レイ(ヤマハ)
20 ザクワン・ザイディ(ホンダ)
R イケル・レクオナ(ホンダ)
R タラン・マッケンジー(ホンダ)
R ガブリエーレ・ルイウ(ドゥカティ)
R ティト・ラバット(ヤマハ)
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