MotoGP第18戦タイGP Moto2クラス1日目 フリー走行結果
2024/10/25
MotoGP第18戦タイGP Moto2クラス1日目、フリー走行が金曜日、タイ北東部のブリーラム県にあるチャーン・インターナショナル・サーキットで開催された。日本時間午前11時50分(現地時間午前9時50分)から40分間の予定で行なわれたフリー走行は、気温28度、路面温度42度、湿度68%、雲はあるものの青空の広がるドライコンディション。
今大会、タイに来てはいるセレスティーノ・ビエッティ(カレックス)だが、前戦での転倒による左鎖骨骨折のためメディカルチェックで不適合となり欠場。フィリップ・アイランドで手首の骨を負傷したジョー・ロバーツの代役で、今シーズンはフォーワードからもMoto2クラスでスポット参戦をしていたホルヘ・ナバロ(カレックス)が出場している。地元のヒーロー、ソムキャット・チャントラ(カレックス)はインドネシアGPのケガ以来、今大会ではケガに合わせたマシン仕様で復帰。
走行の序盤で、アルベルト・アレナス(カレックス)、アロン・カネト(カレックス)、トニー・アルボリーノ(カレックス)が転倒。ピットに向かうアルボリーノの足にゾンダ・ファン・デン・グールベルグ(カレックス)のマシンが当たる事故が起こり赤旗中断。この事故でアルボリーノとグールベルグ両者に決勝はペナルティーが科される。
日本時間午後12時10分(現地時間午前10時10分)から残りの24分41秒が再開された。後半も、佐々木歩夢(カレックス)、アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)、デニス・オンジュ(カレックス)が転倒、転倒が多かった。
この走行トップは、1分35秒897でマルコス・ラミレス(カレックス)、2番手マニュエル・ゴンザレス(カレックス)1分35秒944、3番手フェルミン・アルデゲール(カレックス)1分35秒987だった。小椋藍(ボスコスクーロ)は4番手で1分35秒991、小椋は赤旗が振られている間にピットレーンを出たことについて現在、調査されている。佐々木は1分36秒762で24番手だった。
日本時間午後4時5分(現地時間午後2時5分)から40分間で争われたP1は、気温31度、路面温度53度、湿度53%、僅かに曇ったドライコンディション。開始5分も経たず、2周目にカネトが1分35秒582という昨年のアルデゲールが記録した1分35秒778の歴代コースラップを更新するトップタイムを叩き出した。この走行でもロペス、アレナスが転倒、イエローフラッグが出された。
その後、残り8分を切ってラミレスが15周目に1分35秒442を記録してカネトのトップタイムを更新する。カネトは18周目に1分35秒328を出してトップへ。更に19周目1分35秒192まで記録を縮めて1番手となった。2番手に午前の走行で足を痛め、マシンを降りると松葉杖のアルボリーノが11周目の記録1分35秒410で2番手、3番手にラミレスが入った。
小椋は3周目の1分35秒644で6番手。最終ラップの3コーナーでマシントラブルがあった様子だった。中盤まではトップ10にも入る記録を出していた佐々木は15周目の記録1分36秒065で18番手。明日、日本時間午前11時25分(現地時間午前9時25分)から30分間で争われるP2と今日のP1総合14番手まではQ2スタート出来る。
Moto2クラス予選は日本時間午後3時45分(現地時間午後1時45分)からQ1、日本時間午後4時10分(現地時間午後2時10分)からQ2、共に15分間で開催される。15年ぶりの中量級、日本人チャンピオンに向かっている小椋と共に、上位にも食い込めるタイムが出始めたMoto2ルーキーの佐々木も応援したい。
MotoGP 第18戦タイGP Moto2クラス1日目 フリー走行結果
1 アロン・カネト(カレックス) 1分35秒192 (P1)
2 トニー・アルボリーノ(カレックス) 1分35秒410 (P1)
3 マルコス・ラミレス(カレックス) 1分35秒442 (P1)
4 ジェイク・ディクソン(カレックス) 1分35秒608 (P1)
5 アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ) 1分35秒632 (P1)
6 小椋藍(ボスコスクーロ) 1分35秒644 (P1)
7 フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ) 1分35秒725 (P1)
8 マニュエル・ゴンザレス(カレックス) 1分35秒740 (P1)
9 アルベルト・アレナス(カレックス) 1分35秒856 (P1)
10 ホルヘ・ナバロ(カレックス) 1分35秒884 (P1)
18 小椋藍(ボスコスクーロ) 1分36秒065 (P1)
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