MotoGP第15戦アラゴンGP MotoGP決勝
2022/09/19
MotoGP第15戦アラゴンGP、MotoGPクラスは、スペインのモーターランド・アラゴンで決勝レースを行ない、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温23度、路面温度40度のドライコンディションの下、23周で争われた。
ポールポジションからスタートしたフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)がレースをリードするが、その後方では、スタート直後の3コーナーでマルク・マルケス(ホンダ)が挙動を乱したところにファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が接触、クアルタラロは転倒リタイアに終わり、マルク・マルケスもマシンにダメージを受ける。
さらにその先の7コーナー立ち上がりで、リアサスのデバイスにトラブルを抱えたマルク・マルケスのマシンが左側に寄り、アウト側から抜こうとした中上 貴晶(ホンダ)がこれに接触し転倒、中上はリタイアに終わる。マルク・マルケスはそのままピットに戻りリタイアとなってしまう。
バニャーヤが1周目をトップで終えるが、10番グリッドからスタートしたブラッド・ビンダー(KTM)が2番手にジャンプアップ。3番手にジャック・ミラー(ドゥカティ)、4番手にエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)が続く。
3周目にミラーがブラッド・ビンダーを交わして2番手に浮上。4周目にはバスティアニーニが3番手に上がり、バスティアニーニは6周目にはミラーを交わして2番手に浮上。トップを行くバニャーヤを追う。
ミラーは7周目には再びブラッド・ビンダーに交わされ4番手に後退。さらにアレイシ・エスパロガロ(アプリリア)がミラーを交わして4番手に浮上する。
トップ争いは6周目以降、バニャーヤとバスティアニーニの一騎打ちとなり、バニャーヤは何度かバスティアニーニを引き離そうとするものの、バスティアニーニもすぐにその差を縮め、終盤にはテールtoノーズの接戦を展開。最終ラップにトップで入ったのはバニャーヤだったが、バスティアニーニが7コーナー進入でトップに浮上。バニャーヤも再逆転をねらって背後につくが、バスティアニーニがトップでチェッカーを受け、今シーズン4勝目をマークした。0秒042の僅差でバニャーヤが2位に入賞。
3番手争いは7周目からブラッド・ビンダーとアレイシ・エスパルガロ、ミラーの3人が接戦を展開。ブラッド・ビンダーは21周目まで3番手をキープしたが、残り2周でアレイシ・エスパルガロが前に出て3位表彰台を獲得。ブラッド・ビンダーは0秒240差の4位でゴール、ミラーはブラッド・ビンダーから0秒585差の5位でゴールした。
6位にホルヘ・マルティン(ドゥカティ)、7位にルカ・マリーニ(ドゥカティ)、8位にヨハン・ザルコ(ドゥカティ)が入賞。トップ8中5人のドゥカティライダーが占めた。
アレックス・リンス(スズキ)は9位に入賞、マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)が10位に入賞した。
11位にミゲール・オリベイラ(KTM)、12位にアレックス・マルケス(ホンダ)、13位にマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)、14位にカル・クロッチロウ(ヤマハ)、15位にポル・エスパロガロ(ホンダ)が入賞。
レミー・ガードナー(KTM)が16位、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)が17位、ダリン・ビンダー(ヤマハ)が18位、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)が19位、ラウル・フェルナンデス(KTM)が20位でチェッカーを受けた。
チャンピオンシップ争いでは、クアルタラロがノーポイントに終わったことで、ランキング2位のバニャーヤとの差は10ポイントとなった。また、ドゥカティはコンストラクターランキングで346ポイントを獲得。ランキング2位のアプリリアに129ポイント差をつけ、5戦を残して、コンストラクターチャンピオンを獲得した。
MotoGP第15戦アラゴンGP MotoGPクラス決勝結果
1 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
2 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
3 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
4 ブラッド・ビンダー(KTM)
5 ジャック・ミラー(ドゥカティ)
6 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
7 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
8 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
9 アレックス・リンス(スズキ)
10 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
11 ミゲール・オリベイラ(KTM)
12 アレックス・マルケス(ホンダ)
13 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
14 カル・クロッチロウ(ヤマハ)
15 ポル・エスパロガロ(ホンダ)
16 レミー・ガードナー(KTM)
17 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
18 ダリン・ビンダー(ヤマハ)
19 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
20 ラウル・フェルナンデス(KTM)
R マルク・マルケス(ホンダ)
R ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
R 中上 貴晶(ホンダ)
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