全日本RR第7戦岡山【ST600決勝】長尾健吾が涙の今季初優勝
2022/09/18
全日本ロードレース選手権第7戦岡山のST600クラスは長尾健吾(TBB TEAMKENKEN YTch L8)が優勝した。
大型台風接近による影響を避けるため、全クラスの決勝レース周回数が短縮された。ST600クラスは19周から15周へと変更された。しかし、心配されていた雨は降らず、ドライコンディションでレースが行なわれた。
好スタートを切ったのはポールシッター阿部恵斗(Team 51 GARAGE YAMAHA)。2番手につけた鈴木光来(MOTOBUM HONDA)がオープニングラップでトップ浮上。荒川晃大(MOTOBUM HONDA)、小山知良(JAPAN POST HondaDream TP)、國井勇輝(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)、伊達悠太(AKENO SPEED・YAMAHA)と続く。
2周目に数台が転倒。これで赤旗が出される。
再びグリッドに付き直して15周の周回数のままリスタート。しかし2回目のスタートを切った途端に雨に見舞われた。これで数台が転倒。すぐに赤旗が出される。前車ピットに戻ったタイミングで雨脚が強まる。
周回数が10周に減算されて3度目のスタート。雨脚は弱まったものの、完全なウエットコンディション。
ホールショットを奪ったのは阿部。荒川、小山、長尾と続く。オープニングラップで荒川がトップ浮上。小山、長尾、阿部、國井と続く5台が先頭集団を形成。
2周目に長尾が一気にトップ浮上。ペースアップした長尾は後続を引き離しにかかる。これで荒川、小山が単独2番手、3番手走行。阿部と國井が4位争いを展開。
レース後半。國井との4位争いに決着をつけた阿部が3番手の小山に襲いかかる。そして7周目。ついに小山は阿部に3番手の座を譲ってしまった。勢いのついた阿部は、さらに2番手の荒川を追いかける。
長尾は最後までトップを快走。10周という短い距離のレースにもかかわらず、7秒もの大差をつけて今季初優勝。荒川は阿部から追撃を受けながらも2位でフィニッシュしてポイントリーダーの座を守り、阿部は3位表彰台を獲得した。
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