全日本RR第2戦鈴鹿2&4【JSB1000予選】中須賀克行が今季初ポールポジション
2021/04/24
全日本ロードレース第2戦鈴鹿2&4の予選は中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が制した。
鈴鹿8耐トライアウトが兼ねられていたために67台という大量エントリーとなった鈴鹿2&4。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でキャンセルされたため、2年ぶりの開催。予選は二組に分かれて30分ずつのタイムアタックで行なわれた。
A組ではセッション開始10分ほどで須貝義行(チームスガイレーシングジャパン)が転倒。赤旗中断となる。残り21分で再開され、まずは清成龍一(Astemo Honda Dream SI Racing)が真っ先に2分6秒台をマーク。2分6秒833でリーダーボードのトップに立つ。その直後には岩田悟(Team ATJ)が2分6秒868と肉薄。清成はさらに2分6秒413と自身のタイムを詰めるという白熱したタイムアタック合戦が展開される。その二人を追って2分7秒台での攻防を繰り広げたのは亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)、秋吉耕佑(MURAYAMA.TJC.RT)、渥美心(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)、名越哲平(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)。残り5分を切ろうかというセッション終盤には児玉勇太(Team Kodama)も2分7秒台戦争に参戦。
セッション終盤に亀井が2分6秒952をマークして2分6秒組に加入。そしてA組の予選はそのまま清成がトップタイムで終了。
B組ではセッション開始早々に中須賀が2分6秒114をたたき出す。さらに濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)が2分6秒510で続く。中須賀はタイムアタックを続行。翌3周目には2分5秒784をマークと、早い展開。その後は硬直状態が続いたが、中須賀はチェッカーの直前に2分5秒222とタイムを更新。さらに加賀山就臣(Team KAGAYAMA)がタイムを2分6秒台に入れる。
これで唯一の2分5秒台をマークした中須賀が文句なしのポールポジション。2分6秒台は二組合わせて5人。2分6秒413と5人の中では唯一2分6秒前半のタイムをマークした清成が2番手、濱原が2分6秒510で3番手フロントロウ。岩田、加賀山、亀井の順でセカンドロウとなった。
ダブルポールを獲得した中須賀は、「昨日からの流れで、予選を使って決勝に向けてのセッティングを進めました。昨日は新品タイヤを履かずに4輪走行後の路面コンディションを確かめながら走行、今日は新品タイヤでバイクもよく機能して、いいリズムで走ることができました。目標タイムには届かなかったけれど、二つともポールを取れたのは非常によかったかなと思います。あとは、タイヤが少し消耗したときのマシンの動きが、まだ自分とリズムが合っていないので、そこを合わせていけるよう決勝に向けて調整していきたい」とコメント。決勝レース1は、同日14時5分にスタート予定。
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