MotoGP第18戦タイGP Moto2クラス2日目 予選結果
2024/10/26
MotoGP第18戦タイGP Moto2クラス2日目、予選が土曜日、タイ北東部のブリーラム県にあるチャーン・インターナショナル・サーキットで開催された。日本時間午前11時25分から30分間で競われたP2は、気温29度、路面温度39度、湿度75%、雲の多いドライコンディション。今大会、ソムキャット・チャントラ(カレックス)は足のケガによる左手への操作変更などだけではなく、カラーリングも地元タイをイメージし寅がデザインされたマシン、ヘルメットで参戦している。
この走行では、11周目に1分34秒595の記録を出した小椋藍(ボスコスクーロ)がトップだった。昨日のアロン・カネト(カレックス)を0.597秒上回った。2番手カネトで1分34秒842、3番手ディオゴ・モレイラ(カレックス)1分34秒887。佐々木歩夢(カレックス)は10周目に記録した1分35秒660で22番手。
日本時間午後3時45分(現地時間午後1時45分)から15分間の予選Q1は、気温29度、路面温度42度、湿度71%、部分的には曇っているドライコンディション。P1とP2を合わせた15位以下で争われた。Q1トップは、チャントラで地元ファンを沸かせた。記録は1分35秒017。2番手はP1で転倒があったダリン・ビンダー(カレックス)1分35秒251。3番手はセルジオ・ガルシア(ボスコスクーロ)1分35秒289、4番手に1分35秒294で佐々木が入った。以上4名はQ2進出。
続いて日本時間午後4時10分(現地時間午後2時10分)から15分間で競われたQ2は、気温30度、路面温度46度、湿度66%、徐々に雲が晴れ始めたドライコンディション。序盤、小椋が3周目1分34秒728を記録、トップとなる。小椋のスリップストリームには佐々木が入り、佐々木は3周目1分35秒174を記録、一時10番手に入った。
中盤には、記録更新中のフィリップ・サラッチ(カレックス)の前にフェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ)が入り、サラッチが不満な様子だった。終了時間が近付くと、タイヤ交換後、Moto3同様、様子を伺いながら多くのライダーが同じタイミングでのコースインとなった。
小椋は一時多くのライダーの先頭になったが、他のライダー達を先に行かせ、最後尾に回った。その後もトップ記録の更新はなく、小椋がポールポジションを獲得。2番手カネト1分34秒779、3番手はディオゴ・モレイラ(カレックス)で1分34秒802。佐々木は最終12番手となり、明日の決勝は4列目スタート。
昨日ピットレーンでの接触事故があったトニー・アルボリーノ(カレックス)とゾンダ・ファン・デン・グールベルク(カレックス)には、グリッドペナルティーが科された。マーシャルの支持通り動かなかったアルボリーノに3グリッドダウン、事故を起こしたグールベルグはピットレーンスタート。
明日、日本時間午後3時15分(現地時間午後1時15分)から22周で開催される決勝。小椋は5位以内ならば、自力でチャンピオン確定。6位以下でも、カネトとアルデゲール、ガルシアの結果次第ではチャンピオン獲得。中量級、Moto2になってからは初の日本人チャンピオン誕生に期待が膨らみつつ、4列目スタートの佐々木には自己ベストを望む。
MotoGP 第18戦タイGP Moto2クラス 予選結果
1 小椋藍(ボスコスクーロ) 1分34秒728 (Q2)
2 アロン・カネト(カレックス) 1分34秒779 (Q2)
3 ディオゴ・モレイラ(カレックス) 1分34秒802 (Q2)
4 トニー・アルボリーノ(カレックス) 1分34秒866 (Q2)
5 マルコス・ラミレス(カレックス) 1分34秒871 (Q2)
6 フィリップ・サラッチ(カレックス) 1分34秒871 (Q2)
7 アルベルト・アレナス(カレックス) 1分34秒918 (Q2)
8 フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ) 1分34秒936 (Q2)
9 セルジオ・ガルシア(ボスコスクーロ) 1分35秒012 (Q2)
10 マニュエル・ゴンザレス(カレックス) 1分35秒033 (Q2)
12 佐々木歩夢(カレックス) 1分35秒174 (Q2)
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