MotoGP第4戦アメリカズGP Moto2決勝
2022/04/11
MotoGP第4戦アメリカズGP、Moto2クラスは、アメリカのCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で決勝レースを行ない、トニー・アルボリーノ(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温24度、路面温度35度のドライコンディションの下、18周で争われた。
ポールスタートのキャメロン・ボビエ(カレックス)が好スタートを切ったが、1周目のバックストレートエンドの12コーナーで多重クラッシュが発生。ソムキャット・チャントラ(カレックス)がサム・ロウズ(カレックス)に追突し、両者転倒。その後方でも接触転倒があり、フェルミン・アルデグエル(ボスコスクロ)、ゾンタ・ファン・デン・グールベルフ(カレックス)、ガブリエル・ロドリゴ(カレックス)の計5名がリタイアに終わる。
1周目をトップで戻って来たのはセレスティーノ・ビエッティ(カレックス)。アロン・カネト(カレックス)、アルボリーノ、ジェイク・ディクソン(カレックス)、ペドロ・アコスタ(カレックス)、小椋 藍(カレックス)がトップ集団を形成し、3周目にカネトがトップに浮上する。
この中から4周目の高速S字でアコスタが転倒、5周目の6コーナーでは2番手のビエッティが転倒し、リタイアに終わる。さらに2番手以下に約1秒のリードを取ってトップを走っていたカネトが8周目の7コーナーで転倒を喫し、アルボリーニがトップに浮上する。
トップに立ったアルボリーニは周回ごとに2番手以下との差を広げていき、終盤にはその差を約4秒半に拡大。そのまま、Moto2クラス初優勝を達成した。
中盤までディクソンが2番手をキープしていたが、小椋が追いつき、12周目のバックストレートエンドで2位に浮上した小椋が、そのまま自己ベストタイとなる2位に入賞。前戦に続いて2戦連続で表彰台を獲得した。
ディクソンは小椋から遅れたものの、グランプリ初表彰台となる3位に入賞した。
4位にマーセル・シュロッター(カレックス)、5位にホルヘ・ナバーロ(カレックス)、6位にジェレミー・アルコバ(カレックス)、7位にボ・ベンスナイダー(カレックス)、8位にジョー・ロバーツ(カレックス)、9位にアウグスト・フェルナンデス(カレックス)、10位にバリー・バルトゥス(カレックス)の順で続き、ボビエは最終ラップまで4番手をキープしていたが、16コーナーで転倒を喫しリタイアに終わった。
チャンピオンシップ争いではビエッティがノーポイントに終わったものの、ランキングトップをキープ。小椋が14ポイント差のランキング2位に浮上した。
MotoGP第4戦アメリカズGP Moto2クラス決勝結果
1 トニー・アルボリーノ(カレックス)
2 小椋 藍(カレックス)
3 ジェイク・ディクソン(カレックス)
4 マーセル・シュロッター(カレックス)
5 ホルヘ・ナバーロ(カレックス)
6 ジェレミー・アルコバ(カレックス)
7 ボ・ベンスナイダー(カレックス)
8 ジョー・ロバーツ(カレックス)
9 アウグスト・フェルナンデス(カレックス)
10 バリー・バルトゥス(カレックス)
11 アルベルト・アレナス(カレックス)
12 マルコス・ラミレス(MVアグスタ)
13 マヌエル・ゴンサレス(カレックス)
14 フィリップ・サラッチ(カレックス)
15 ロマーノ・フェナティ(ボスコスクロ)
16 ロレンツォ・ダラ・ポルタ(カレックス)
17 ショーン・ディラン・ケーリー(カレックス)
R キャメロン・ボビエ(カレックス)
R ニッコロ・アントネッリ(カレックス)
R アロン・カネト(カレックス)
R セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)
R ペドロ・アコスタ(カレックス)
R アレッサンドロ・ザッコーネ(カレックス)
R シモーネ・コルシ(MVアグスタ)
R フェルミン・アルデグエル(ボスコスクロ)
R サム・ロウズ(カレックス)
R ソムキャット・チャントラ(カレックス)
R ゾンタ・ファン・デン・グールベルフ(カレックス)
R ガブリエル・ロドリゴ(カレックス)
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