MotoGP第2戦インドネシアGP MotoGP決勝
2022/03/20
MotoGP第2戦インドネシアGP、MotoGPクラスは、インドネシアのロンボク島にあるプルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで決勝レースを行ない、ミゲール・オリベイラ(KTM)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは27周で行なわれる予定だったが、Moto2クラスと同様に路面温度の高さによる安全上の理由から周回数を20周に変更。Moto2クラス決勝終了後に雨が降り始め、当初、現地時間15時スタート予定だったMotoGPクラスの決勝はスタートディレイとなる。約1時間遅れの16時にピットレーンオープンとなり、16時15分に決勝は、気温25度、路面温度28度のウェットコンディションの下、20周で争われた。
7番グリッドからスタートしたオリベイラは、ポールスタートのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)に続いて2番手で1コーナーに進入。1周目の最終コーナー立ち上がりからコントロールラインにかけてトップに浮上すると、2周目の10コーナーでジャック・ミラー(ドゥカティ)に交わされて2番手に後退したものの、5周目の12コーナーでミラーを交わしてトップを奪還すると、その後、2番手以下とのリードを広げて独走。レース中盤には約2秒半のリードを取り、その後もリードを広げて、今シーズン初優勝を達成した。
2番手争いは中盤までミラーがリードしていたが、ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)が追いつき、接戦のバトルを展開。さらに序盤に5番手まで後退していたクアルタラロが、中盤以降、ポジションを回復し、残り5周でミラー、ザルコの2番手争いに追いつくと、16周目の12コーナーで2番手に浮上。その後、後続との差を広げて、単独2位でゴール。今シーズン初表彰台を獲得した。
3番手争い17周目にミラーを交わしたザルコが制して、今シーズン初表彰台となる3位に入賞した。
終盤、ミラーに後方からアレックス・リンス(スズキ)、ジョアン・ミル(スズキ)も接近したが、ミラーがポジションを守って4位でゴール。5位にリンス、17番グリッドから追い上げたミルは6位に入賞した。
7位にフランコ・モルビデリ(ヤマハ)が続き、終盤、6人のライダーによる接戦のバトルとなった8位争いをブラッド・ビンダー(KTM)が制して8位に入賞。僅差の9位にアレイシ・エスパロガロ(アプリリア)、10位にルーキーのダリン・ビンダー(ヤマハ)、11位にエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、12位にポル・エスパロガロ(ホンダ)、13位にアレックス・マルケス(ホンダ)が入賞した。ダリン・ビンダーはMotoGPマシンで初のウエットレースで10位に入賞、初ポイントを獲得した。
ルカ・マリーニ(ドゥカティ)は14位、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)は序盤に1コーナーのブレーキングで挙動を見出しコースオフ、15位入賞。
マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)が16位、ラウル・フェルナンデス(KTM)が17位、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)が18位でゴール。
最後尾グリッドからスタートした中上 貴晶(ホンダ)が19位でチェッカーを受け、マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)が20位、レミー・ガードナー(KTM)が21位でゴールした。
ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)は7番手走行中の9周目の1コーナーで転倒リタイア。アンドレア・ドビジオーゾ(ヤマハ)はマシントラブルでストップ、リタイアに終わった。
マルク・マルケス(ホンダ)はウォームアップセッション終盤に7コーナーで激しくハイサイドで転倒。マルクはサーキット近郊の病院で精密検査を受けた結果、深刻な負傷は見当たらなかったが、頭部外傷により、12時間から24時間の経過観察が必要となるため、決勝を欠場した。
MotoGP第2戦インドネシアGP MotoGPクラス決勝結果
1 ミゲール・オリベイラ(KTM)
2 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
3 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
4 ジャック・ミラー(ドゥカティ)
5 アレックス・リンス(スズキ)
6 ジョアン・ミル(スズキ)
7 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
8 ブラッド・ビンダー(KTM)
9 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
10 ダリン・ビンダー(ヤマハ)
11 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
12 ポル・エスパロガロ(ホンダ)
13 アレックス・マルケス(ホンダ)
14 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
15 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
16 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
17 ラウル・フェルナンデス(KTM)
18 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
19 中上 貴晶(ホンダ)
20 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
21 レミー・ガードナー(KTM)
R ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
R アンドレア・ドビジオーゾ(ヤマハ)
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