MotoGP第15戦タイGP Moto2決勝
2018/10/07
バニャーヤが勝利、VR46がワンツーフィニッシュ
MotoGP第15戦タイGP、Moto2クラスは、タイのチャーン・インターナショナルサーキットで決勝レースを行ない、フランチェスコ・バニャーヤ(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温33度、路面温度56度のドライコンディションで争われた。
スタート直後の3コーナーで、中団グループの中で多重クラッシュが発生。アウグスト・フェルナンデス(カレックス)、マーセル・シュローター(カレックス)、ホアン・ミル(カレックス)の3人がリタイアとなる。
ポールポジションからスタートしたロレンツォ・バルダッサーリ(カレックス)のリードで始まるが、バニャーヤが1周目にトップに浮上、バルダッサーリ、ミゲール・オリベイラ(KTM)の順で続く。
オリベイラは2周目には2番手に浮上すると、3周目の3コーナーでトップに浮上。バニャーヤ、バルダッサーリ、ブラッド・ビンダー(KTM)の4人が抜け出し、トップ争いを展開する。ところが、5周目の3コーナーでバルダッサーリがラインを外してトップ争いから脱落。6周目にはバニャーヤがトップに浮上するが、7周目の最終コーナーでオリベイラがトップを奪還する。
その後、オリベイラは11周目までトップをキープするが、12周目にバニャーヤが再びトップに立つ。トップ争いはバニャーヤ、オリベイラ、ビンダーの3人による戦いとなる。
レース中盤の13周目、バニャーヤはファステストラップを更新して二人を引き離すと、周回ごとにリードを広げ、残り5周の段階でその差を約1秒半に広げると、そのままトップでチェッカーを受け、今シーズン7勝目を記録した。
2番手争いはチームメイト同士の争いとなったものの、ランキング2位のオリベイラのポイント差を優先してビンダーが3番手をキープしていたものの、終盤、2番手争いにバニャーヤのチームメイトであるルカ・マリーニ(カレックス)が追いつき、22周目の最終コーナーでビンダーを交わしてマリーニが3番手に浮上。さらに最終ラップの3コーナーで、オリベイラがラインを外し、この間にマリーニが2番手に浮上。そのまま2位でチェッカーを受け、オーストリアGP以来となる表彰台を獲得、VR46チームがワンツーフィニッシュを飾った。
オリベイラは3位でゴール。ビンダーが4位で続いた。チャンピオンシップ争いは、マリーニが好アシストする形となり、トップのバニャーヤとランキング2位のオリベイラとのポイント差は28ポイント差に広がった。
5位にファビオ・クアルタラーロ(スピードアップ)、6位にマッティア・パシーニ(カレックス)、7位にイケル・レクオナ(KTM)が入賞。
長島 哲太(カレックス)は序盤からトップ10圏内を走行、8周目に8番手に浮上し、終盤にはレクオナとの差を縮めたが、8位でゴール。グランプリベストフィニッシュを達成した。
9位にアンドレア・ロカテッリ(カレックス)、10位にシモーネ・コルシ(カレックス)が入賞。バルダッサーリは6番手走行中の9周目の1コーナーで転倒リタイア。2番グリッドからスタートしたアレックス・マルケス(カレックス)は4番手走行中の6周目の5コーナーで転倒、再スタートしたものの、ピットに戻ってリタイアとなった。
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