MotoGP第17戦マレーシアGP、Moto2クラスは、マレーシアのセパンインターナショナルサーキットで1日目の2回のフリー走行を行ない、フランコ・モルビデリ(カレックス)が2分08秒816で初日総合トップに立った。
Moto2クラスのフリー走行1日目は午前中のフリー走行1回目はドライコンディションでスタートしたものの、セッション序盤に14コーナーでサム・ロウズ(カレックス)が転倒、再スタートしようとコースに出たところで、同じコーナーでヨハン・ザルコ(カレックス)が転倒し、滑ったマシンがロウズと接触、ロウズのマシンのアンダーカウル内にあったグラベルの砂利が路面に散らばったため、赤旗中断となった。セッションはすぐに再開されたものの、その後、雨が落ち始め、ザルコやロウズなど、序盤のドライ路面の間にタイムを記録できてなかったライダー8名がトップタイムを記録したトーマス・ルティ(カレックス)の107%をクリアできなかった。
午後のフリー走行2回目は曇り空ながらドライコンディションで行なわれ、モルビデリはセッション序盤からリーダーボードのトップに立つ。その後、何度か逆転されたものの、残り2分を切ったところで2分08秒816のファステストを記録。セッショントップ、総合トップで初日を終えた。
総合2番手に2分08秒905で中上 貴晶(カレックス)、中上は1回目20番手だったものの、2回目のセッションは終盤に次々の自己ベストを更新。リーダーボードのトップに立つことはなかったが、2番手で初日を終えた。
総合3番手に2分08秒916でアレックス・マルケス(カレックス)、総合4番手に2分09秒028でジョナス・フォルガー(カレックス)に続き、ポイントリーダーのザルコは2分09秒033で総合5番手に。
総合6番手に2分09秒436でサンドロ・コルテセ(カレックス)が続き、ザルコとタイトルを争うルティは、フリー走行1回目でトップにつけたが、フリー走行2回目は2分09秒481で7番手に止まり、初日総合7番手となった。ホームレースとなるハーフィス・シャハリン(カレックス)はセッション中盤にリーダーボードのトップに立ったが、終盤に最終コーナーで転倒を喫し、2分09秒583で総合8番手。総合9番手に2分09秒802でロウズ、総合10番手に2分09秒939でチャビ・ビエルヘ(テック3)の順で続いた。ランキング3位でタイトル争いの権利を持つアレックス・リンス(カレックス)は2分10秒928で総合17番手に終わった。