MotoGP第17戦オーストラリアGP Moto2クラス3日目 決勝結果
2024/10/20
MotoGP第17戦オーストラリアGP Moto2クラス3日目、決勝が日曜日、オーストラリア、フィリップ・アイランドで開催された。日本時間午前10時15分(現地時間午後12時15分)から23周で争われた決勝は、気温16度、路面温度35度、湿度80%、青空に恵まれたドライコンディション。昨日の危険を伴うスロー走行のために、マニュエル・ゴンザレス(カレックス)にロングラップ、デニス・オンジュ(カレックス)には3グリッドダウンのペナルティーが科された。
スタートは、2番グリッドスタートのアロン・カネト(カレックス)が好スタートでホールショットを奪うが、トップ3は混戦で1番手アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)、2番手カネト、3番手フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ)で2周目を迎える。1周目2コーナーでは、混戦からはじき出される形で、デニス・フォッジャ(カレックス)とジェイク・ディクソン(カレックス)が接触、転倒、リタイア。
4番手以降は、ゴンザレス、小椋藍(ボスコスクーロ)、マルコス・ラミレス(カレックス)、ディオゴ・モレイラ(カレックス)、トニー・アルボリーノ(カレックス)、セナ・エイジアス(カレックス)、バリー・バルタス(カレックス)、オンジュ、アルベルト・アレナス(カレックス)、佐々木歩夢(カレックス)と続いて2周目を迎えた。2周目以降もトップ3の激しい争いは続いた。4番手のゴンザレスは、5周目になり、ロングラップに入り順位を落として、小椋が4番手に浮上。
6周目にはゾンダ・ファン・デン・グールベルク(カレックス)が10コーナーで転倒。トップ3は時にはサイドバイサイドになりながら先頭を争っていた。10周目9コーナーではジャウメ・マシア(カレックス)が転倒。11周目にはオンジュが転倒。
折り返した頃から、トップはアルデゲールとカネトの一騎打ちになり、ロペスが徐々に離れだす。12周目には、エイジアスが佐々木をパスして4番手。5番手争いは、バルタス、モレイラ、アルボリーノ、ゴンザレスと続いた。先頭では、カネトが14周目に1分30秒816のレースラップ記録を更新し、アルデゲールと共に1分30秒台を記録しながら接戦を繰り広げていた。18周目には2コーナーでそれまで12番手を走っていた佐々木が転倒。
残り3周を迎えた21周目、単独3番手を走行していたロペスが転倒。地元オーストラリア人のエイジアスが3番手浮上。最終ラップ3-4コーナーではそれまでトップのアルデゲールの前にカネトが出て、最終セクターでアルデゲールはカネトに接触、自身まで転倒しそうなインを激しく突く。カネトは勢いでコースアウトしながらも持ち堪え、アルデゲールがトップでチェカー。2位カネトとは0.194秒差だった。レース後、2位のカネトもインタビューで100%を出し切ったので誇りを持つ、と語っていた。3位は地元で自身初となる表彰台のエイジアス。小椋は4位13ポイントを獲得。5位のモレイラとは0.012秒差だった。
小椋は、次戦タイGPでトップ5に入賞すれば、チャンピオン確定となる。今大会では自己最高グリッドスタートだった佐々木と共に、アジアタレントカップでも二人は経験を積んでいるチャーン・インターナショナル・サーキットでのタイGPに期待が膨らむ。第18戦タイGPは来週、金曜日に始まる。
MotoGP 第17戦オーストラリアGP Moto2クラス3日目 決勝結果
1 フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ)
2 アロン・カネト(カレックス)
3 セナ・エイジアス(カレックス)
4 小椋藍(ボスコスクーロ)
5 ディオゴ・モレイラ(カレックス)
6 マニュエル・ゴンザレス(カレックス)
7 バリー・バルタス(カレックス)
8 トニー・アルボリーノ(カレックス)
9 セルジオ・ガルシア(ボスコスクーロ)
10 マルコス・ラミレス(カレックス)
RT 佐々木歩夢(カレックス)
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