MotoGP第8戦エミリア・ロマーニャ&リビエラ・ディ・リミニGP MotoGP決勝
2020/09/21
MotoGP第8戦エミリア・ロマーニャ&リビエラ・ディ・リミニGP、MotoGPクラスは、イタリアのミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで決勝レースを行ない、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温28度、路面温度40度のドライコンディションで争われた。ビニャーレスはポールポジションからスタートを決めて序盤の5周目までレースをリードしたが、6周目にフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)がトップに浮上。バニャーヤはビニャーレスを振り切ってトップを独走する。ところが、終盤に差し掛かった21周目の6コーナーで転倒を喫しリタイアとなってしまう。
これで再びトップに立ったビニャーレスはこの時点で後続に約4秒の差をつけており、リードを守ったままレースを走り切り、今シーズン初優勝を達成した。
中盤すぎまで単独5番手で周回を重ねていたものの、終盤に目覚ましい追い上げを見せで2番手争いに追いついたジョアン・ミル(スズキ)が2位に入賞。ミルに交わされた後、3番手争いとなったポル・エスパルガロ(KTM)とのバトルを制したファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が3位でチェッカーを受けた。しかし、クアルタラロは終盤にトラックリミット違反でロングラップペナルティを科されていたが消化できず、レース後、レースタイムに3秒のペナルティ加算を受けた。このため、4位でチェッカーを受けたポル・エスパルガロが3位表彰台を獲得。クアルタラロは4位となった。
5位にミゲール・オリベイラ(KTM)が入賞。中上 貴晶(ホンダ)は中盤すぎまで10番手前後で周回していたが、終盤に前を行くライダーを次々に交わして6位入賞。決勝朝のウオームアップセッションでMotoGPクラス初のセッショントップに立ったアレックス・マルケス(ホンダ)が、その好調さを維持してMotoGPクラスベストとなる7位に入賞した。
8位にアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)、9位にフランコ・モルビデリ(ヤマハ)が入賞。モルビデリはスタート直後にアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)の転倒の影響を受けて大きくポジションを後退したが追い上げて9位に入賞。10位にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が続いた。
ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)が11位、アレックス・リンス(スズキ)が12位、ブラッドリー・スミス(アプリリア)が13位に入賞。
イケル・レクオナ(KTM)はオリベイラと5番手を争う好走を見せていたが25周目の5コーナーで転倒を喫しリタイアに終わった。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は2周目の4コーナーで転倒。再スタートしたものの、16周を回ってピットに戻りリタイア。ティト・ラバット(ドゥカティ)は13周目の6コーナーで転倒リタイア。、ジャック・ミラー(ドゥカティ)は序盤トップ集団につけながらマシントラブルのためピットに戻ってリタイア。、ブラッド・ビンダー(KTM)は2周目の15コーナーで転倒、再スタートしたものの、4周目の1コーナーで2度目の転倒を喫しリタイアに終わった。、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)はスタート直後に転倒。再スタートしたものの、ピットに戻ってリタイアに終わった。
ビニャーレスの優勝で7戦で6人目のウイナーが誕生。ドビジオーゾがランキングトップをキープしたが、同ポイントでランキング2位のクアルタラロ、ビニャーレスとの差はわずか1ポイントとチャンピオン争いでも接戦が続いている。
MotoGP第8戦エミリア・ロマーニャ&リビエラ・ディ・リミニGP MotoGPクラス決勝結果
1 マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)
2 ジョアン・ミル(スズキ)
3 ポル・エスパルガロ(KTM)
4 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
5 ミゲール・オリベイラ(KTM)
6 中上 貴晶(ホンダ)
7 アレックス・マルケス(ホンダ)
8 アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)
9 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
10 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)
11 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
12 アレックス・リンス(スズキ)
13 ブラッドリー・スミス(アプリリア)
R イケル・レクオナ(KTM)
R フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
R バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
R ティト・ラバット(ドゥカティ)
R ジャック・ミラー(ドゥカティ)
R ブラッド・ビンダー(KTM)
R アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)
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