中須賀克行がダブルウイン ラストスパートで突き放す【全日本RR第2戦SUGO JSB1000レース2】
2025/05/25
全日本ロードレース選手権第2戦SUGOのJSB1000クラス決勝レース2は中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝した。
日曜日の午前中は、昨夜から朝まで降り続いていた雨の影響でウエットコンディションだった。午後一番にスケジュールされたJSB1000クラス決勝レース2はウエット宣言が出されたものの、全車スリックタイヤを選択。路面はほぼ乾いている。
昨日のレース1で3位を得た日浦大治朗(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)は朝のウオームアップ走行で転倒、レース2のグリッドには並べなかった。また昨日のレース1で転倒の名越哲平(SDG Team HARC-PRO.Honda)もキャンセルした。
好スタートを切ってホールショットを奪ったのは野左根航汰(Astemo Pro Honda SI Racing)。しかしその直後に転倒。替わってするするとトップに立ったのは長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)。2番手に上がったのが浦本修充(AutoRace Ube Racing Team)。3番手に中須賀がつける。
長島と浦本のトップ争いが開始。中須賀は岩田悟(Team ATJ)、伊藤和輝(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)と3台での3位争いを開始。
5周目突入した途端に浦本と長島が順位を入れ替えるバトルを展開。その間に3台の3位争いが追い付いて5台のトップ争いに移行。すぐに中須賀が2番手奪取。しかし長島の前に出ようとしない。その間に6位争いの3台も差を詰める。
10周目。浦本が中須賀をパス。さらに長島に襲いかかってトップ浮上。一気にペースアップ。それを見た中須賀は長島をかわすと浦本のテールにつける。あっという間に浦本vs中須賀の一騎打ちに。長島は伊藤、岩田、鈴木光来(TeamATJ)、津田拓也(Team SUZUKI CN CHALLENGE)の5台での3位争いに移る。
レース後半。逃げる浦本。じっと2番手のまま周回する中須賀。一方、3位争いの5台が順位を入れ替え始める。15周目に伊藤が集団トップに浮上。その背後につけるのは津田。
3位争いは集団がばらけ、表彰台争いは伊藤と津田が一騎打ちに。
残り5周。中須賀が浦本を捕らえて首位浮上。一気にスパートをかける。そして中須賀は悠々とトップでチェッカー。ダブルウインを飾った。浦本は2位表彰台。表彰台争いは津田に軍配が挙がった。
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