MotoGP第7戦イギリスGP Moto3クラス1日目 プラクティス
2025/05/23
MotoGP第7戦イギリスGP Moto3クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、イギリス、シルバーストン・サーキットで開催された。日本時間午後6時(現地時間午前10時)から35分間行なわれたフリー走行1は、気温13度、路面温度26度、湿度55%、強いと風速10km/hを超える風が吹いていた。雲はあるものの、青空がしっかり見え、金曜日の午前中でも既に多くの観客の姿があった。
前戦ルマン決勝で、不運な接触、転倒の直後、再スタートを試みようとした結果、オフィシャルの指示に従わなかったと捉えられたペナルティーで、山中琉聖(KTM)は今大会このフリー走行1は出走できなかった。先週、足の手術を行ったアドリアン・フェルナンデス(ホンダ)はメディカルチェックunfitで欠場、ジョエル・エステバン(ホンダ)が代役出場している。同じくケガのため欠場のマッテオ・ベルテッレ(KTM)の代役は引き続き、ヴィセンテ・ペレス(KTM)。地元イギリス出身のマックス・クック(ホンダ)はワイルドカードで参戦。
この走行では、ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)が2分10秒120でトップだった。2番手はダビド・アルマンサ(ホンダ)2分10秒714。3番手アンヘル・ピケラス(KTM)2分10秒934。古里太陽(ホンダ)は7周目の記録2分12秒683で22番手だった。
日本時間午後10時15分(現地時間午後14時15分)から35分で開催されたプラクティスは、気温18度、路面温度42度、湿度34%、午前に続き強いと風速10km/hの風が吹いていた。一度はかなり曇ったものの、再び雲は多いが青空も見えるようになっていた。この走行では序盤、6コーナーでマキシモ・キレス(KTM)が転倒。ダメージは少なく、再スタートしていた。
開始10分過ぎには、ルカ・ルネッタ(ホンダ)が最初に2分9秒台に入れてトップに立った。終盤に入り、アルマンサ、ルエダ、ジョエル・ケルソ(KTM)らがタイムを更新。一時トップタイムを記録したケルソは、その後マシントラブルでスローダウン、イエローフラッグが出された。最後は11周目に2分09秒104を叩き出したルーキーのアルバロ・カルペ(KTM)がトップとなった。昨年イバン・オルトラが記録した2分09秒270を0.166更新し、歴代コース記録。
2番手は2分09秒344でアルマンサ。3番手は地元イギリス出身のスコット・オグデン(KTM)で2分09秒505。フリー走行1で出走できなかった山中は、13周目に2分09秒926を記録して9番手に入った。古里は7周目の記録2分10秒973で21番手。プラクティス上位14名が明日の予選Q2からスタートできるため、山中はQ2スタート、古里はQ1から参戦することになる。
明日は、日本時間午後5時40分(現地時間午前9時40分)からフリー走行2が30分間行なわれ、日本時間午後9時50分(現地時間午後1時50分)から予選Q1が始まる。その後、日本時間午後10時15分(現地時間午後2時15分)から予選Q2へと続く。15分間の予選、明日は天候も不安定な予報のため、今日とはセッティング、タイヤなどがかなり異なる状態での戦いになるかもしれない。
MotoGP 第7戦イギリスGP Moto3クラス1日目 プラクティス
1 アルバロ・カルペ (KTM) 2分09秒104 (P)
2 ダビド・アルマンサ (ホンダ) 2分09秒344 (P)
3 スコット・オグデン (KTM) 2分09秒505 (P)
4 ジョエル・ケルソ (KTM) 2分09秒630 (P)
5 ルカ・ルネッタ (ホンダ) 2分09秒635 (P)
6 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM) 2分09秒768 (P)
7 ダビド・ムニョス (KTM) 2分09秒772 (P)
8 ジェイコブ・ルールストン (KTM) 2分09秒796 (P)
9 山中琉聖 (KTM) 2分09秒926 (P)
10 二コラ・カラッロ (ホンダ) 2分09秒982 (P)
21 古里太陽 (ホンダ) 2分10秒973 (P)
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