MotoE第1戦フランス
2025/05/12
2025年のMotoE世界選手権がフランスGPで開幕。今シーズンで7年目を迎える電動バイクのレースシリーズは、MotoGPのヨーロッパラウンド7戦14レースで開催される。
2025年は9チームから18人のライダーがレギュラー参戦。マシンはドゥカティのV21Lのワンメイク、タイヤはミシュランのワンメイクで、2025年型のV21Lはバッテリーパックに、より高度な化学反応を備えたセルを搭載し、以前の『4秒2Ah』と比較して『5Ah』へと高いエネルギー密度が特徴。これにより、バイクのパワーと走行性能はそのままに、ユニット数が1152個から960個へと192個削減。これにより車重は2024年可アの225kgから216秒2kgと、8秒8kgの軽量化を図っている。
フランスラウンドの予選では、アレッサンドロ・ザッコーネが1分39秒545でポールポジションを獲得。エリック・グラナドが1分39秒554で2番手、オスカル・グティエレスが1分39秒699で3番手に続いた。
レース1は気温21度、路面温度32度のドライコンディションの下、8周の予定でスタートを切ったが、1周目の9コーナーでグラナドが転倒、同じコーナーで転倒したラファエレ・フスコのマシンがグラベル上にいたグラナドに接触したため、赤旗中断となった。
その後、4周で再スタートが切られ、グティエレスとアンドレア・マントヴァーニが接戦のトップ争いを展開、グティエレスが0秒436差で優勝、マントヴァーニが2位、ザッコーネが3位に入賞した。
気温23度、路面温度35度のドライコンディションの下、8周で争われたレース2ではグティエレスはホールショットを決めてレースをリードしたが、2ラップ目の4コーナーで転倒。9番グリッドからスタートしたマッティア・カサデイが4周目にトップに立つと、2位に1秒225差をつけて優勝。ケビン・ザンノーニが2位、ジョルディ・トーレスが3位に入賞した。
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