MotoGP第6戦フランスGP Moto2クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、フランス、ルマン市のブカッティ・サーキットで開催された。MotoE、Moto3の赤旗による影響で予定よりも遅れて日本時間午後5時6分（現地時間午前10時6分）から40分間で行なわれたフリー走行1は、気温12度、路面温度14度、湿度71％、曇りのドライコンディション。

　肩の脱臼によりマリオ・アジ（ホンダ）は今大会も欠場している。この走行では、開始10分ごろ、ゾンダ・ファン・デン・グールベルク（カレックス）とダリン・ビンダー（カレックス）が9コーナーで接触。この事故によるケガで、ビンダーはこれ以降、今大会を欠場することになった。

　フリー走行1でトップタイムを記録したのは、現在ポイントリーダーのマニュエル・ゴンザレス（カレックス）で1分34秒916。2番手ジェイク・ディクソン（カレックス）で1分35秒018、3番手はトニー・アルボリーノ（カレックス）1分35秒077だった。佐々木歩夢（カレックス）は1分36秒897で24番手、國井勇輝（カレックス）は1分37秒031で26番手。

　日本時間午後9時5分（現地時間午後2時5分）から40分間の予定で開催されたプラクティスは、気温19度、路面温度27度、湿度38％、少し晴れ間が見えだしたドライコンディション。このセッションでも終盤、アレックス・エスクリグ（フォワード）の転倒による赤旗中断があった。

　ゴンザレスはこの走行でも序盤から一人1分34秒台を出し、6周目の1分34秒744の新歴代コース記録でトップとなった。2番手には、終盤21周目で1分35秒079を記録したディオゴ・モレイラ（カレックス）が入った。5周目1分35秒127を記録し3番手に入ったフィリップ・サラッチ（ボスコスクーロ）は、中盤に入りマシントラブルが発生。残り5分を切って、タイムアタックに出た直後も、トラブルが発生し、すぐにピットへ戻ることになった。

　4番手にはサラッチのチームメイト、現在ゴンザレス、アロン・カネト（カレックス）に続き、ランキング3番手のジェイク・ディクソン（ボスコスクーロ）で、1分35秒189。5番手にはセレスティーノ・ビエッティ（ボスコスクーロ）が入り、6番手にはホルヘ・ナバロ（フォワード）。7番手セルジオ・ガルシア（ボスコスクーロ）、8番手アロンソ・ロペス（ボスコスクーロ）、9番手アルベルト・アレナス（カレックス）、10番手トニー・アルボリーノ（ボスコスクーロ）。トップ10にボスコスクーロが6台入った。

　佐々木は最終18周目の記録1分35秒859で21番手、國井は最終ラップ19周目の1分36秒217で24番手。明日の予選は、プラクティス上位14名が予選Q2スタートとなるため、二人はQ1からの出場となった。Moto2クラスは、明日、日本時間午後4時25分（現地時間午前9時25分）からフリー走行2が30分間行なわれ、日本時間午後8時45分（現地時間午後1時45分）から予選Q1が始まる。


MotoGP 第6戦フランスGP Moto2クラス1日目 プラクティス
1 マニュエル・ゴンザレス（カレックス） 1分34秒744 （P）
2 ディオゴ・モレイラ（カレックス） 1分35秒079 （P）
3 フィリップ・サラッチ（ボスコスクーロ） 1分35秒127 （P）
4 ジェイク・ディクソン（ボスコスクーロ） 1分35秒189 （P）
5 セレスティーノ・ビエッティ（ボスコスクーロ） 1分35秒291 （P）
6 ホルヘ・ナバロ（フォワード） 1分35秒299 （P）
7 セルジオ・ガルシア（ボスコスクーロ） 1分35秒303 （P）
8 アロンソ・ロペス（ボスコスクーロ） 1分35秒341 （P）
9 アルベルト・アレナス（カレックス） 1分35秒352 （P）
10 トニー・アルボリーノ（ボスコスクーロ） 1分35秒401 （P）
21 佐々木歩夢（カレックス） 1分35秒859 （P）
24 國井勇輝（カレックス） 1分36秒217 （P）