MotoGP第6戦フランスGP Moto3クラス1日目 プラクティス
2025/05/09
MotoGP第6戦フランスGP Moto3クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、フランス、ルマン市にあるブカッティ・サーキットで開催された。日本時間午後4時(現地時間午前9時)から始まる予定だったフリー走行1は、Moto3クラスの前に行なわれていた併催レースのMotoE選手権のフリー走行中に起こった事故の影響を受け、日本時間午後4時15分(現地時間午前9時15分)から開催された。気温10度、路面温度12度、湿度76%、曇りのドライコンディション。ルマンには、朝早くから多くの観客が詰めかけた。
35分間のフリー走行1でトップタイムを記録したのは、アドリアン・フェルナンデス(ホンダ)で1分40秒882。2番手に山中琉聖(KTM)が入り1分41秒000、3番手は山中のチームメイトのアンヘル・ピケラス(KTM)1分41秒234だった。古里太陽(ホンダ)は1分42秒878で21番手。
Moto3クラスフリー走行1でも、ヴィセンテ・ペレス(KTM)のマシンからコース上にオイルが撒かれ、赤旗中断があった。その後もダビド・アルマンサ(ホンダ)、古里、アドリアン・クルーセス(ホンダ)、ヴァレンティン・ペローネ(KTM)らの転倒があり、イエローフラッグも多かった。
日本時間午後8時15分(現地時間午後1時15分)から35分間で始まったプラクティスは、気温18度、路面温度26度、湿度46%、曇りのドライコンディション。午前の走行よりは、風が弱まっていた。開始早々、ダビド・ムニョス(KTM)が14コーナーで転倒。開始10分を迎える頃には、ピケラスが5周目に1分40秒971を出し、最初に1分40秒台を記録してトップとなる。
その後、ジェイコブ・ローゼンタイラー(KTM)が14コーナーで転倒。グラベルの砂が広がり、赤旗中断。残り時間18分09秒は日本時間午後8時35分(現地時間午後1時35分)から再開された。残り時間15分を切ると、山中はチームメイトのピケラスと一緒にピットアウトし、お互いのスリップを使い合って走行していた。残り10分を切って、山中は12周目に1分40秒341を記録しトップに立つ。
残り5分を切ると、ピケラス、ペレス、コーマック・ブキャナン(KTM)、二コラ・カラッロ(ホンダ)ら多くが転倒しイエローフラッグが続いた。イエローフラッグによりラップキャンセルも多く出た中、ムニョスが11周目に1分40秒236を記録し、1番手となった。2番手は山中。3番手に14周目1分40秒379を記録したフェルナンデス。フリー走行1で転倒があったものの、古里は17周目には1分40秒570を記録し、8番手に入った。
明日の予選は、プラクティス上位14名がQ2からスタートできる。山中、古里の両ライダーはQ2スタートの権利を獲得した。Moto3クラスは、明日、日本時間午後3時40分(現地時間午前8時40分)からフリー走行2が行なわれ、日本時間午後7時50分(現地時間午後12時50分)から予選Q1が始まる。続いて、日本時間午後8時15分(現地時間午後1時15分)から15分間で予選Q2が開催される。
MotoGP 第6戦フランスGP Moto3クラス1日目 プラクティス
1 ダビド・ムニョス (KTM) 1分40秒236 (P)
2 山中琉聖 (KTM) 1分40秒341 (P)
3 アドリアン・フェルナンデス (ホンダ) 1分40秒379 (P)
4 アンヘル・ピケラス (KTM) 1分40秒387 (P)
5 マキシモ・キレス (KTM) 1分40秒475 (P)
6 グイド・ピニ (KTM) 1分40秒484 (P)
7 デニス・フォッジャ (KTM) 1分40秒553 (P)
8 古里太陽 (ホンダ) 1分40秒570 (P)
9 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM) 1分40秒592 (P)
10 スコット・オグデン (KTM) 1分40秒592 (P)
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