MotoGP第18戦タイGP Moto3クラス3日目 決勝結果
2024/10/27
MotoGP第18戦タイGP Moto3クラス3日目、決勝が日曜日、タイにあるチャーン・インターナショナル・サーキットで開催された。日本時間午後2時(現地時間午前12時)から19周で開催される予定だった決勝は、朝から雨が降り、Moto3開始前には止んでいたものの、ドライとウェットの混在する難しいコンディション。レースは12周に短縮され、サイティングラップを複数回走行可能、ピットレーンは10分間オープンされ、その間マシン調整可能に変更された。
気温24度、路面温度27度、湿度92%、まったく晴れ間は見えず、かなり曇ったウェットコンディション。タイヤはエディー・オシア(ホンダ)以外は全員スリックタイヤを選択して始まった12周のスタートは、初ポールシッターのジョエル・ケルソ(KTM)がホールショット。コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)、アンヘル・ピケラス(ホンダ)、古里太陽(ホンダ)、ダビド・アロンソ(CFMOTO)、ダニエル・オルガド(ガスガス)、イバン・オルトラ(KTM)、エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)、ダビド・アルマンサ(ホンダ)、ダビド・ムニョス(KTM)のトップ10で続いた。
3周目にはレインフラッグが振られたが、雨が酷くなることはなかった。混戦のトップ争いは、激しく順位が入れ替わり、ケルソ、ベイヤー、アロンソ、古里の順でトップに立った。5周目に1分41秒859を出し、この時点のレース最速ラップを記録した古里は、7周目までレースをリード。8周目12コーナーでアロンソが古里をパスし再びトップ、古里もそれに食らいついた。
トップ集団は混戦のまま10周目、中盤を争っていたジョエル・エステバン(CFMOTO)が7コーナーで転倒リタイア。最後尾に居たオシアは、ピットインリタイア。11周目1分41秒254の自己ベストレースラップを記録したオルトラが古里を捉え、2番手浮上。トップ集団で6番手争いをしていたエイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)とアンヘル・ピケラス(ホンダ)は、7コーナーで接触、転倒、ピケラスはリタイア。
最終ラップ、オルトラはアロンソも捉えトップを奪った瞬間もあったが、アロンソは再びトップを奪い返す。トップ争いは最終コーナーまでもつれた。最終コーナー、オルトラがコントロールを失った隙を10周目にレース歴代新ベストラップの1分41秒231を記録したルカ・ルネッタ(ホンダ)、古里、ベイヤーがインから抜くが、ベイヤーのリアタイヤが古里のフロントタイヤに当たり、古里はゴールライン手前で転倒。
優勝はアロンソ。2位ルネッタ、3位ベイヤー、4位オルトラ。古里は転倒したものの、マシンが5位で接触した勢いのままゴールラインを通過したため、5位。鈴木竜生(ハスクバーナ)は10位、山中琉聖(KTM)は11位。アロンソは、バレンティーノ・ロッシの記録、軽量級、年間11勝を上回り、史上初の12勝目を挙げた。
パルク・フェルメでは、アロンソが今シーズン11勝の写真と共に、12勝目の枠が用意されたボードを広げ、サインを入れるパフォーマンスを披露していた。年間ポイントは1位アロンソ371、2番手オルガド236、3番手ベイヤー222。山中111で10番手、古里108ポイント11番手、鈴木88ポイント13番手。残り2戦、次戦マレーシアGPは来週、金曜日に始まる。
MotoGP 第18戦タイGP Moto3クラス 3日目 決勝結果
1 ダビド・アロンソ (CFMOTO)
2 ルカ・ルネッタ (ホンダ)
3 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ)
4 イバン・オルトラ (KTM)
5 古里太陽 (ホンダ)
6 ダビド・ムニョス (KTM)
7 ジョエル・ケルソ (KTM)
8 スコット・オグデン (ホンダ)
9 ステファアノ・ネパ (KTM)
10 鈴木竜生 (ハスクバーナ)
11 山中琉聖 (KTM)
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