カワサキがファクトリーチームで参戦! レイ「これまでにないほどの準備をして挑む」
2019/04/26
川崎重工業が、今年の”コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第42回大会に、ファクトリーチーム『カワサキレーシングチーム(KRT)』で参戦、さらにチーム構成も発表した。
カワサキは2014年に『チームグリーン』として鈴鹿8耐に復活し、5年間のうちに、2016年、2017年は2位、2018年に3位表彰台を獲得した。特に2017年からは『カワサキチームグリーン』とチーム名を改め、さらに昨年はスーパーバイク選手権(SBK)で2015年から連続チャンピオンとなっているジョナサン・レイを招へい、優勝をねらう体制で挑んでいた。
『チームグリーン』はカワサキのトップチームだが、販売会社であるカワサキモータースジャパンが母体。今年はここからさらに体制を強化、カワサキモータースジャパンの親会社である川崎重工業がついにファクトリーチームを復活させた。つまり、先にファクトリーチームを復活させて出場しているヤマハやホンダと肩を並べたカワサキは、本気で鈴鹿8耐の勝利を取りに来るという訳だ。
ライダーは現在KRTからSBKに参戦中のジョナサン・レイ、レオン・ハスラムと、同じくSBKに参戦しているトルコ人ライダーのトプラク・ラズガットリオグルの3人だ。レイとハスラムは昨年もカワサキチームグリーンから鈴鹿8耐に出場しているし、二人共、過去にホンダで8耐優勝を経験したこともある実力者。
ラズガットリオグルは2018年から、カワサキ系トッププライベートチームからSBKに参戦している注目ライダー。昨年、鈴鹿サーキットで行なわれた全日本ロードレース選手権最終戦にもエントリーしており、このとき初めて鈴鹿を走ったラズガットリオグルは、木曜日の走行1本目で2分6秒364、3番手のタイムを出している。ただ、2本目の走行で転倒、負傷したため、レース自体は欠場した。
チームは、SBKのKRTでもチームマネージャーを務めているギム・ロダが鈴鹿8耐でも監督を務める。マシンはNinja ZX-10RRの鈴鹿8耐仕様。
三重県にある鈴鹿サーキットで2018-2019FIM世界耐久選手権の最終戦として開催される鈴鹿8耐は、7月28日(日)の11時30分に決勝がスタートする。KRTは1993年に優勝して以来となる悲願の8耐制覇を目指す。
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